取立は止まったものの

月額の消費者金融への借入金額が、月額の収入では返済できない程大きな場合、自己破産を検討します。

専門家に債務整理をお願いすると債権者からの取り立ては一時的には止まります。この時点で生活の平穏が取り戻せることになると思います。
しかし、取り立てが止まると、返済しなくてもいいことにもなりますので、人間の欲から「返済しなくても良いのだから、今まで通りお金を使ってもいいだろう。」となりうるのです。

すると、依頼先の事務所の積立金の積み立てすらもせず、家計の収支状況を把握することもしなくなり、定期面談もできないようになっていく方がいらっしゃいます。せっかく整理できる機会があったのに残念なことです。

取り立ては止まったものの、それはいわば、体でいえば、麻酔で痛みを止めているだけです。その後の治療はもちろん苦痛であると思いますが、そこは腹をくくっていただき、手続の最後まで取り組むことが大切です。

それなりに負債が増大してしまった以上、そのままで良いわけはありません。収支のバランスが崩れていることは明白だと思います。債務整理をはじめた後、収支のバランスをよく考え、生活を変えることが大切です。なかなか難しいことではありますが。

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