後見業務を進めるにあたり、担当事件につき、年に1度程度、家庭裁判所に財産報告をする必要があります。
提出する書式は決まっていて、裁判所のホームページからダウンロード、プリントアウトして、作成します。
数年に1度、書式が変わります。本年度、令和7年4月1日から書式が変わるということで、少しずつ眺めています。
今のところ気づいた点としては、新書式では、年間収支がプラスかマイナスかにこだわらない、報告の項目が一つ一つ細かい説明を求められるようになった、報酬算定のための説明箇所が細かくなった、そして、全体的に何もかも細かい説明を求められるようになったことです。
新書式の中でも、もっとも注目する点は、後見等事務報告書の中の、本人の意思に沿った支援をしているか、という箇所です。本人の意思決定支援をするための後見制度に生まれ変わるという目的からは大切な箇所だと思います。
もっとも、現在担当する案件について、実際にこの箇所を書いてみると、どう書くかについて少し難しさを感じています。