外食費、タバコ代の削減

消費者金融業者、クレジット会社の負債を、利息制限法による制限利率に引き直したところ、残債務が生じたケースで、その残債務が3年(36ヶ月)で何とか支払える程度の金額だった場合は、債務を整理するといっても無理に自己破産や個人再生を選択する必要がない場合があります。
こんなケースでは、現在の収入より支出の方が若干程度多い生活状況であることがあります。つまり何をすればいいのか?→生活全般を見直してなるべく節約し、生活をコンパクトにして負債を返済する生活設計を構築することが必要です。
食費、水道光熱費、携帯電話代、固定電話代、医療費、教育費などにいくら使っているかを細かく書き出して分析してみることが絶対に必要です。細かくです。出来れば家計簿をつけるのが最良ですが、一般に債務整理しなくてはいけない状況になった方に家計簿をつけることをお願いしても難しいのが現状で、できる依頼者の方から次第に始められればと思います。
例えば、「食費は3人でだいたい1月5万円ぐらい」といってもその中に外食費をきちんと含んでいますか?仕事がお休みの土曜日と日曜日に、毎週家族みんなでファミリーレストランで食事をしていませんか?ちょっとお茶菓子をといった出費はありませんか?結構出費しているものです。
会社員の方であれば、仕事が始まる前に「ちょっと一服カンコーヒー」してませんか?私も毎日、それも一日に数回していました。タバコ代が値上がりしましたね。痛い出費です。
小銭になるとどうしても知らないうちに出費してしまっていて、結構使っていると思います。
以上の外食、タバコ喫煙が悪いというのではありません。しかしある程度の負債が返せないという生活状況であれば、日常生活が収入の範囲内でまわっていないということです。ひいては業者から借りた金をつぎ込み生活を営んでいるということです。さらにいうと社会、他人様のお金で生活をまわしているということになります。
この現在の生活状況を改善しない限り、負債は減りません。そのため外食費、タバコ代を見直してもらいたい場合があります。せめて意識だけでも変えてもらいたいと思います。これは簡単ではありませんが、頑張ってもらわないと分割して負債を返済するための金銭を捻出できない時がありますので頑張ってもらいます。ダイエットをするのに近いかもしれません。
 

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