売買の決済日(立会)

不動産仲介業者さんは不動産の売却の仲介をします。「不動産を売りたい」時は仲介業者さんにお願いします。
買主が決まると、買主から売主に手付金の交付を済ませます。これが済むと売買契約は簡単には破棄できなくなります。そして最後に残代金の決済日を設け最終手続をします。これを我々は俗に「決済」とか「立会」とか言ってます。この決済日に我々司法書士が立会い、その場で登記申請に必要な書類、例えば売主の印鑑証明書などを受領します。
昨日もそうでしたが、通常は仲介業者の方に「登記に必要な書類が全て揃ったら、先生が合図をお願いいたします。そうしましたら残代金の決済をします。」と言われます。
残代金といっても10万円や20万円の小金ではなく、何百万円、何千万円の金額が動きます。たとえ業者さんと一緒に手続を進めてきたといえども、その際には私の合図が求められますので責任重大です。正直やはり少し緊張します。
そういえば・・・今からおおよそ6年前のことでした。昨日のことのように思い出します。
あれは私が司法書士に成り立ての開業2週間目でした。知りあったばかりの業者様のご配慮で、簡単な売買の決済をさせていただいた事がありました。
実務経験が全くなく、司法書士事務所に就職を希望したものの全く縁がなかった私は、試験合格後1年も経たずに即開業せざるをえない状況にありました。今はやりの言葉でいえば、いわゆる「即独」司法書士でした。
その最初の決済の時は非常に緊張しました。書類の最終チェックは完璧に終わっているものの「決済日に何かあったらどうしよう」という具合で、恥ずかしい話、決済日前日はほとんど眠れないような状況でした。
決済をさせていただく度に、あの時の緊張感がよみがえってきます。本当に良い経験をさせていただきました。
当時ご配慮くださった業者様には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
 

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